茨城県の御岩神社参拝&御岩山登山で最強パワースポット巡り

旅と風景

訪れた日-2022.11.20

嫁が『御岩神社』へ行きたいと言い始めました。

茨城県日立市にあるパワースポットらしく、こういうのに疎い僕は初めて耳にする場所です。

ネットで御岩神社について調べてみると、どうやら『日本最強のパワースポット』らしく御岩神社にまつわる不思議体験のコメントや記事が沢山ヒットします。例えば、宇宙飛行士が宇宙ステーションから地球を見ると『光の柱』が見えて、その光った場所が御岩神社だったとか。

いつも登山で好き放題やらせてもらっているので、たまには嫁孝行という事で一緒に行ってみることにしました。

御岩神社の場所

自宅の埼玉県川越市から高速道路を使っておよそ2時間半程かかりました。

ドラぷらの『北関東周遊フリーパス』を利用しました。茨城や栃木の該当区間の高速道路が2日間乗り降り自由で6000円というオトクなプランです。首都圏在住で1泊2日の旅行を計画している人にはおすすめです!

御岩山の地図とコースタイム

※地図内の『+-』ボタンや画面タップで拡大縮小できます。

【コースタイム】
10:00御岩山登山口10:25かびれ神宮10:35分岐点10:20御岩山山頂12:15御岩神社下山(計2時間15分 ※休憩時間含めて)









御岩神社へ

常磐自動車道の日立中央インターチェンジを降りて下道を走る事およそ15分程で御岩神社の駐車場へ到着しました。駐車場はP1からP4まで4箇所あって広いです。ちなみに何処も無料でした。

普通の参拝客に混じって、登山の格好をした人もチラホラ。御岩神社は御神体を御岩山としており、この山を登ることが出来るからです。僕たちも今回は御岩山まで登ってみます。

御岩神社の駐車場

御岩神社の駐車場へ到着しました

御岩神社へ向かう

駐車場から御岩神社の看板伝いに10分程歩いていくと・・・

御岩神社の入り口に建つ大鳥居へやってきました。この鳥居の右手にP1駐車場があって、一番神社に近い駐車場ですがあまり広く無いので、P2~P4の駐車場に車を停めて歩いたほうが良いかもしれません。

御岩神社の鳥居が見えてきました

御岩神社の大鳥居。そばには社務所やコーヒーを提供するキッチンカーもありました。

御岩神社を参拝

鳥居をくぐって参道を歩いていきます。砂利道を踏むとサクサク鳴る音が小気味良く、参拝する敬虔な気持ちと相まって心地よい気分になります。訪れた時間が午前中だからか人は思っていたよりも少なめでした。だから静かに参拝できました。

入り口に境内図がありました。今回は御岩神社を参拝した後に御岩山まで登ってみることにします。

御岩神社境内図。

御岩神社の境内図

御岩山の三本杉

大きな杉の木が見えてきました。

『御岩山の三本杉』で樹齢はおよそ600年、樹高は約50m、幹周りは9mもある巨木です。(パンフレットより)

空を仰いでも木のてっぺんはみえませんでした。

御岩山の三本杉

御岩山の三本杉。実物を見るともっと大きく感じるはず

御岩山の三本杉の幹周り

御岩山の三本杉の幹周りは9m!

御岩神社の楼門

さらに参道を歩いていくと前方に巨大な楼門が見えてきました。

門の左右には金剛力士像が建っていて、神社というよりも仏教のお寺といった雰囲気がしますね。

神仏習合色が強い珍しい神社とも言え、あらゆるものを信仰して来た先人たちの思いがここに凝縮しています。

御岩神社の楼門

見えてきた楼門

御岩神社の楼門の金剛像

楼門の左右を金剛力士像が本殿を守るように鎮座していました

斎神社回向殿と御岩神社本殿

楼門をくぐって参道を歩いていきます。

周りには幾つもの石碑や祠がありました。ここ御岩神社には天照皇大神や七福神など全国の188柱もの神様が祀られていて、一度に数多くの神様をお参り出来るということです。

御岩神社の参道

参道を行く

御岩神社の石碑

沢山の石碑が建っていました

斎神社が見えてきました。まずはここでお参りしましょう。

御岩神社の斎神社

斎神社

斎神社のすぐ先に御岩神社の本殿がありました。

御岩神社の創建時期は、日本最古の書物の一つでもある『常陸風土記』によると721年だとか。1300年も前から信仰の地として栄えていたようです。

御岩神社の本殿

御岩神社の本殿

御岩山へ登ってみる

御岩神社の本殿の両側に、表参道と裏参道の登山口があります。今回は表参道から登り、裏参道を下るコースで歩きます。

巾着田入り口に架かるあいあい橋

御岩山登山道入り口(表参道側)

御岩神社から御岩山山頂まで片道およそ1時間の登りで、所々急斜面や滑りやすい道があります。標高500m程度の山ですが、しっかりした登山の服装がベダーです。

他にも入山にあたって色々ルールがありますが、御神体という神聖な場所ですからきちんと守らないといけないですね。

御岩山登山の注意事項

注意事項をしっかり守って登山開始です!

登山口を進むとしばらくは緩やかな登りで、辺りは鬱蒼とした森に包まれています。沢筋を歩くためか地面は少しぬかるんでいて、湿気に包まれています。

だんだん勾配が増して登りがキツくなって来た頃に、『かびれ神宮』という小さな社に到着しました。

ここで休んでいると続々と人がやってきます。ふと気付いたのが御岩山で会う人は女性ばかり。比率で言うと女性8:2男性といった感じです。

かびれ神宮

かびれ神宮

かびれ神宮を過ぎると急な登りの連続。登山慣れしている人にはなんてこと無いかもしれませんが、普通の人にはちょっとキツイかも・・・。

辺りはスギや一年中緑の葉を茂らす照葉樹に覆われていて展望はありません。

表参道/裏参道分岐上部付近。依然鬱蒼とした森の中の登り

表参道/裏参道分岐上部付近。依然鬱蒼とした森の中の登り

標高400m付近まで登ってきました。

鬱蒼とした照葉樹の中に、落葉樹が混じって来るといくらか見晴らしが利いてきます。そうなれば御岩山山頂まであと一歩!

御岩山最後の登り。もう一息です

御岩山最後の登り。もう一息です!

絶頂の御岩山山頂

たどり着いた御岩山山頂は木々に覆われていてそれほど広い場所ではありませんでした。

西側が開けていて、奥久慈のゆったりした丘陵を眼窩に眺めながら休憩。11月も末だというのに風は暖かく、心地よい空気に包まれていました。

山頂には高齢の男性が一人山頂のゴミを拾っていました。話をするとボランティアの方で、清掃の傍らガイドもしているとの事でした。

御岩山山頂に到着しました。

御岩山山頂に到着しました

御岩山山頂から望む奥久慈の山々

御岩山山頂の西側は展望が開けていて、奥久慈の広大な丘陵が眼前に展開

山頂の少しはずれに石柱『立石』がありました。神様が鎮まる御神体です。宇宙まで見えた光の柱は実はこの立石だったとか・・・。

御岩山の立石

御岩山の立石

御岩山山頂から高鈴山方面へ少し歩いたところある御嶽神社へ参ってみました。こちらはあまり知られていないので訪れる人は殆どいませんでしたが、僕らがお参りしていると女性グループがやってきました。

この方々は、以前この御嶽神社を参った後に事業が”当たった”そうで、その御礼に参拝しにきたとの事。

御岩山のはずれに静かに佇む御嶽神社

御岩山のはずれに静かに佇む御嶽神社

山頂を後にして、元来た道を戻っていきます。

団体さんやツアー客さん達が続々と登って来るので、道を譲る度に前が詰まってしまいます。程なくして表参道/裏参道の分岐まで戻ってきました。ここから裏参道へ向かいます。

表参道/裏参道の分岐点

表参道/裏参道の分岐点

裏参道のあちこちにも石碑や祠がありました

裏参道のあちこちにも石碑や祠がありました。

裏参道を下山中にもあちこちに祠や石碑が祀られていました。参拝者はそれを見つけると一つ一つ手を合わせてお参りしていました。

全国各地から色々な人が色々な思いを持って来ているのでしょう。

薩都神社中宮近くの沢にあった祠

薩都神社中宮近くの沢にあった祠

裏参道の登山口まで無事下山

裏参道の登山口まで無事下山

午後の御岩神社は多くの参拝客で賑わっていました

午後の御岩神社は多くの参拝客で賑わっていました

初めて訪れた御岩山と御岩神社。

訪れる人達の振る舞いを見ていると思いや願いが、今まで訪れたパワースポットよりも一際強いように感じました。

それはやはり『最強のパワースポット』と云われているからかもしれません。

でも御岩神社の荘厳な佇まいは勿論の事、御岩山に広がる豊かな森や、山頂からの展望の素晴らしさも素晴らしいの一言です。今回は初冬の時期に訪れましたが今度は生命に満ち溢れた緑みずみずしい時期に来たいものです。

関連サイト

↓御岩神社公式サイト↓

御岩神社公式ホームページ
御岩神社は、茨城県日立市入四間に鎮座し、縄文晩期の祭祀遺跡の発掘や、日本最古の書の1つ「常陸國風土記」(721年)に「浄らかな山かびれの高峰(御岩山の古称)に天つ神鎮まる」と記されることから古代より信仰の聖地であり、御岩山総祭神188柱を祀り、中世には山岳信仰とともに神仏混淆の霊場となり、江戸時代に至っては水戸藩初代徳...
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稜線の記憶