撮影日-2019.5.1
宮城県と福島県との県境近くにある道の駅『国見あつかしの郷』へ休憩がてらに立ち寄ると、ゴールデンウイーク真っ只中もあって観光客や買い物客で賑わっていました。
ちょうど呼び込みをしていた地元の観光協会の方から”深山神社の大フジ”のパンフレットを貰ったので、ついでに話をするとフジの花が満開だから寄って見てください!と言われたので、訪れてみることにしました。
深山神社は『しんざんじんじゃ』と読みます。境内には樹齢およそ500年の大カヤがあり、それにフジが絡みついて花期になると大カヤがフジの青い花で埋め尽くされるそうです。
深山神社大フジの地図
東北自動車道『国見IC』を降りて県道46号線を北へ車で約数分の所にあります。
神社近くの『小坂農村管理センター』の駐車場が無料で開放されています。
深山神社の写真
深山神社遠望。神社としてはとても小さくて、田舎によくある地元の人達だけに信仰されてきた神社みたいな感じです。
小さな神社だけどフジの花目当てに訪れる人は絶えません。
深山神社に生えるカヤとフジの木が町指定の天然記念物にしていされています。
こちらがカヤの木。その周りからフジの蔓が伸びてカヤに纏わり付いている状態。
カヤの木を覆うフジの花。クリスマスツリーのように華やかなデコレーションを纏う姿は圧巻。
下から見上げて。
遠くから望んでもフジの花に覆われているのが判ります。
フジの花の特徴はこの垂れ下がって咲く姿。
南側より遠望。フジの花と見上げる人たち。
西側から望むフジ。
カヤとフジの巨木の手前には小さいけれど満開のフジ棚もありました。
小さなフジ棚の中に入るとフジの独特のむせる香りが充満。
本来はカヤの木の表面にフジが覆っているはずだけど、そのカヤの木の姿は全然見られません。
古い石碑とフジの花。
アヤメの花とフジの花。
思いがけない風景との出会いでしたが、訪れて良かった場所でした。
花の見頃は4月末から5月中旬くらいまで。それほど知名度のある場所じゃないから、ゴールデンウイーク真っ只中にもかかわらず比較的人も少なくてゆっくりとお花見することができます。
神社周辺はのどかな田園風景が広がり、遠くに見える残雪の奥羽山脈の景色と素朴な深山神社が合わさって東北らしい雰囲気に包まれていました。