座敷わらしに会える商店・マルセンへ行ってみた(宮城県角田市)

旅と風景

撮影日-2019.5.3

宮城県仙台市の南に角田市という人口3万人程の小さな街があります。

宮城県最古の木造建築物である高蔵寺阿弥陀堂や、角田城などの史跡が残る歴史の街でありながら、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の研究所や大企業の工場が立地するなど、古いものと新しいものが融合している街です。

その角田市に座敷わらしが出る『マルセン』というお店があります。

座敷わらしといえば、見た人に幸せと幸福を与えてくれる神様。

フジテレビ『世界の何だコレ!?ミステリー』で取り上げられてから一躍有名になり、座敷わらしに会いたいと
全国から人がやってくるようになりました。

マルセンの地図

昭和感残る角田市中心街へ

角田市の中心街は昔ながらの古い商店街が並んでいて、その一角にマルセンはあります。

マルセン1

マルセンへ到着しました。

座敷わらしが出るというから、古民家みたいなものを想像していたけど、地方によくある個人店って感じで座敷わらし感は全然ありません。でもお店の造りといい看板のフォントといい昭和感が出ていてこれはこれでいい雰囲気。

駐車場に停まってる車は県外ナンバーばかりで、みんな座敷わらし目当てのお客さんです。テレビの影響の大きさを伺えますね。まあ僕もそんな一人なんだけど。

マルセンの外観

マルセン入り口。個人店とはいっても主に業務用の食材や包装材を扱うお店で『ローカルな業務スーパー』みたいな感じです。

マルセンの入り口
マルセンの玄関

店内はいたって普通で、ここに座敷わらしがいるとは思えません。食料品や包装材などが置かれているだけでした。でもお店の奥へ進んでいくと・・・。

マルセン店内

なんと、店の中に蔵があります!座敷わらしはこの蔵の中で出るそうなんです。

マルセン蔵の入り口
マルセン蔵の外観

じゃあ早速蔵の中へ・・・と行きたいところだけど、倉の中へ入るにはお店で1000円以上の買い物をする必要があります。
(倉の外観は自由に見学できます。)

基本業務用の商品がメインなので目を引くようなモノは無いんだけど、珍しいローカルな食材が数多くあったのでそれらを1000円分買いました。

お会計を済ませて蔵の前へ行くとマルセンの社長さんがやってきて、直々に蔵の説明や座敷わらしのお話をしてくださいました。

それじゃあ蔵の中へ入ってみましょう!

座敷わらしが出る蔵の中へ

蔵の中は2階建ての造りになっていて1階は倉庫になっていました。

全然蔵の感じがしないただのバックヤードだけど時々天井から座敷わらしが走り回る音がするという・・・。

マルセン蔵の1階

階段を上がって2階へ、一気に座敷わらしが出そうな雰囲気になりました。

マルセン階段
マルセン階段1

座敷わらしの居る蔵の2階

2階はこんな感じで、お客さんがお供えしたお菓子やおもちゃなどが沢山置かれていました。在庫の商品に混じってお供え物が置いてある光景はなんだか異質な雰囲気。

マルセン2階の様子
マルセン2階

2階奥にはコタツと椅子が置いてありますが、これは『世界の何だコレ!?ミステリー』で俳優の原田龍二さんがこの蔵に滞在した時に使用したロケセットです。

この場所で座敷わらしがよく出るようで、『2~3歳くらいの男の子を見た』というお客さんが何人もいらっしゃるとの事。

マルセン2階2
マルセン2階3
マルセン2階4

今回は座敷わらしには会えませんでした。一緒に居たスピリチュアル好きの嫁も座敷わらしの気配は感じなかったそうで。。。僕は基本霊的なものを信じないタイプだから、座敷わらしはこういう考えを持ってる人には姿を見せてくれないのかもしれませんね。

でもここを訪れた帰り、ちょっとした出来事に遭遇します。

マルセンを出た直後、脇道から猛スピードで飛び出して来た車と危うく交通事故に遭いそうになって間一髪助かりました。
もし数秒でもタイミングがずれていたら大きな事故になっていたかと思うと、これはもしかしたら座敷わらしのご加護ではないか!

実は僕の目に見えていなかっただけで、実は座敷わらしに会えていたのではないかと。そんな風に考えると『霊的なものを信じない!』と頑なに考えるのも狭量かな、と思うようになりました。

旅と風景
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