大島自然研究路-来島海峡の絶景に包まれて①

登山

歩いた日-2023.5.2

大島自然研究路は、しまなみ海道が走る愛媛県今治市の大島南端・地蔵鼻と呼ばれる岬に沿って続くおよそ1.8キロのハイキングコースです。

周辺は瀬戸内海国立公園に指定されていて、来島海峡や石鎚連峰などの絶景を拝むことが出来るほか、瀬戸内の豊かな自然と出会う事が出来ます。新緑美しい5月のゴールデンウイークの時期にここを歩いてみました。

大島自然研究路の地図とコースタイム

※地図内の『+-』ボタンや画面タップで拡大縮小できます。

【登山口の駐車場について】

●正味集落側には駐車場はありません。手前にある道の駅『よしうみいきいき館』に停めるのが無難です。

●名駒側には民宿『千年松』入り口前に駐車場があります。(⇒写真はコチラ)ハイキング道入り口手前にトイレがあります。

【コースタイム】
9:30よしうみいきいき館9:50正味集落・自然研究路入口10:00展望台10:20地蔵鼻10:50名駒側・自然研究路入口11:30よしうみいきいき館 (計2時間)










道の駅よしうみいきいき館から大島自然研究路入口へ

午前9時過ぎに『道の駅よしうみいきいき館』へやってきました。店がオープンしてからまだ時間が経ってないから人は少なめでした。駐車場には車から自転車を降ろしてる人や釣り道具を片付ける人がちらほら居ました。

道の駅よしうみいきいき館

道の駅よしうみいきいき館。

今回はここから『大島自然研究路』を歩きます。道の駅から目指す大島自然研究路を望みました。写真右奥の岬の部分が大島自然研究路のハイキングコースになっています。

それでは出発しましょう!

道の駅よしうみいきいき館から大島自然研究路

道の駅から望む大島自然研究路(写真右奥の岬)

道の駅から自然研究路までは片道およそ20分ほどの単調な車道歩きが続きます。でも目の前に来島海峡の雄大な景色をずっと見ながら歩けるので、車道歩きに苦痛を感じません。むしろ楽しくて気持ち良いです!

朝から強い日差しで汗ばむ陽気だけど、海風が心地良いしトンビやカラスが僕の頭上で優雅に飛んでるし、とってものどかな雰囲気に辺りは包まれていました。

来島海峡大橋を眺めながら

来島海峡大橋を眺めながら道路をてくてく。

来島海峡大橋と瀬戸内海

瀬戸内海と来島海峡大橋。

近づく大島自然研究路

大島自然研究路のある岬が大分近づいてきました。

トンビと海

トンビと海。のどかな瀬戸内の風景。

大島自然研究路入口へ到着

大島南端にある正味(しょうみ)という集落にやって来ると、大島自然研究路の大きな案内看板が建っていました。ちなみにここまで大島自然研究路を示す看板は無いので、初めてここを訪れる人にはちょっと分かりづらいかも。

正味集落が見えてきました

正味集落が見えてきました。

大島自然研究路の看板

大島自然研究路の看板。

大島自然研究路のコースはこんな感じで、全長1.8kmのお手軽ハイキングコースです。コースの南端に『島四国38番札所』のお堂が建っていて、春の季節には全国からお遍路さんがこの道を歩きにやってきますが、普段は殆ど人が訪れない静かな場所です。

大島自然研究路の看板詳細

看板の地図。これから赤い点線に沿って歩いて行きます!

看板の先へ進むと、民家と民家の間に大島自然研究路の入り口がありました。それでは中へ入って行きましょう。

大島自然研究路の入り口

大島自然研究路の入り口。

道は民家や田畑の中を突っ切りながら、先の雑木林へ続いています。

道は田畑を突っ切って藪の中へ

道は田畑を突っ切って藪の中へ。

田畑を過ぎると急な階段が現れますが、長くは続きません。

登り始めは急な階段

登り始めは急な階段。

階段を登り切ると展望所がありました。なんか凄い景色が目の前に広がりそうな予感・・・。

来島海峡大橋の展望所

展望所へ到着。来島海峡大橋を一望出来そう。

灌木の隙間からは来島海峡の青い海と小さな島々が織りなす瀬戸内海と長大な来島海峡大橋を一望できました。こんなに素晴らしい景色が拝めるのに基本誰も来ない所なので穴場スポットです。

展望台から見た来島海峡大橋

展望台から来島海峡大橋を眺めます。絶景ですね!

深い森と青い海

展望台を後にして大島最南端の地蔵鼻を目指して歩いていきます。途中で一人のおじさんが登山道の落ち葉かきをしていました。僕には全然気付いて居ない様子で、横切ろうとした所で初めて気付いて、はっとびっくりしていました。そりゃそうだよな・・・。地元の人すらもあまり来ない所ですから。

おじさんと少し話をして別れた後、さらに進んでいくと見事なウバメガシの森が広がりました。鬱蒼としているけれど木々の間からは青い海が見えるし、海を行き交う船や橋を渡る車の音がずっと聞こえます。

ウバメガシのトンネルの道

ウバメガシの森の中を進んでいく。

小さな祠

小さな祠。

大島自然研究路のヤマツツジ

季節は初夏。ヤマツツジが歩道を明るく彩ってくれました。

地蔵鼻へ到着

ウバメガシの森を抜けるとシダやツツジが咲く灌木地帯へ出ました。すると景色が開けて地蔵鼻の岬と、岬に建つお堂が見えてきました。

お堂が見えて程なくして地蔵鼻へ到着。そこには素晴らしい来島海峡の絶景が広がっていました。

地蔵鼻からの絶景と大島自然研究路の続きは次のページでご紹介します!

地蔵鼻が見えてきました

岬の先端・地蔵鼻に建つお堂が見えてきました。海の対岸は今治市街。

お堂を下る

お堂へ立ち寄ってみましょうか。

島四国八十八ヶ所第38番札所『仏浄庵』

地蔵鼻に建つこのお堂は島四国八十八ヶ所第38番札所『仏浄庵』

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