北岳、花の山旅④ – 北岳登頂編

登山

登山した日-2019.6.21~22

北岳の山頂を目指す花の山旅日記最終日記です。

北岳を目指して

北岳山荘からはガレ場の登りで、段々と勾配がキツくなってきます。

ちなみに風は無く、気温もそんなに低くなく、とても3000m級の稜線にいるとは思えない暖かさ。

北岳のガレ場の登り

振り返ると北岳山荘はすっかり遠くへ。

振り返って北岳山荘

相変わらず富士山が見通せる空模様。

北岳の登りで見た富士山

眼前に見上げる北岳の頂きは鋭い剣先のようでした。

北岳登山はいよいよ大詰めへ。

北岳山頂までもうすぐ

北岳の核心部は梯子や急坂の連続。

北岳核心部

振り返って間ノ岳を望んでみました。ここから見る間ノ岳はどっしりしていて見ごたえがありますね。

北岳から振り仰ぐ間ノ岳

北岳山荘をズームアップ。

またいつか来たい!そう思える程景色が良くて居心地も最高な山小屋でした。

北岳山荘を見下ろして

登山道の両側は険しい岩場の連続。そんな所にもキタダケソウが咲いていました。

北岳の登りで見たキタダケソウ

昨日までは見上げていた八本歯ノ頭も、今は遥か眼下。

北岳から望む八本歯ノ頭

北岳山頂はもうすぐそこ!

北岳山頂までもうすぐ

北岳山頂へ到着しました。

山頂は意外と広くて100人くらいは余裕で立てるんじゃないかな。

北岳山頂の様子

北岳山頂、標高3193m!

北岳山頂標高3193m

北岳山頂から大樺沢の雪渓を見下ろしました。

昨日はあそこを必死になって登ってきたんだ・・・。でも今はそこを見下ろしている。なんだか不思議な感覚。

北岳から見下ろす大樺沢の雪渓

下山へ

下りは北岳肩の小屋から草スベリ~白根御池小屋経由で広河原まで一気に下山します。

山頂のすぐ真下に肩の小屋が見えます。まずはあそこへ降りましょう。

北岳肩の小屋

北岳肩の小屋へ到着。北岳の肩にちょこんと乗っかるように建っている山小屋。

北岳肩の小屋へ到着

なだらかな稜線の向こうに一際白くそびえるのは甲斐駒ヶ岳。

北岳肩の小屋から見た甲斐駒ヶ岳

西側には遠く中央アルプスが屏風のように連なっていました。

甲斐駒ヶ岳も中央アルプスもまだ行ったことがない山。いつか行けるといいなぁ。

北岳肩の小屋から見た中央アルプス

分岐点へ到着。ここから草スベリコースを白根御池小屋までの標高差500mを一気に下ります。

膝がちょっと心配。

分岐点

草スベリコースへ入ると西側の景色は見えなくなります。西側の景色でいちばん目立つ仙丈ヶ岳を目にシッカリ焼き付けてから分岐点を後にしました。

分岐点から草スベリへ

見上げた北岳の頂。

北岳山荘で見た時は剣先のように鋭かったのに、ここから見上げた姿は欠けた剣先のようで峻険さを感じません。
でも、見る角度によって雰囲気がガラッと変わるのは良いですね!見飽きないから。

草スベリから見上げた北岳

草スベリコースはダケカンバの灌木と草原が広がる急斜面で、名前の通り滑るようにザレた下り道をひたすら下ります。

草スベリのダケカンバ

草スベリコースから見上げた北岳。

草スベリから見上げた北岳は雄大

咲き始めたシナノキンバイのお花畑がそこかしこに。

7月中旬ともなれば満開のシナノキンバイの大群落が広がります。ここは北岳イチの絶景ポイントかもしれません。

北岳草スベリのシナノキンバイ

草スベリコースをひたすら下り続けていくと、前方に小さな池が見えてきました。

昨日も通って来た白峰御池です。

白峰御池を草スベリから

白峰御池へ到着。

白峰御池へ到着しました。

白峰御池のそばに白根御池小屋はあります。ここで雨が降り始めてきました。

休憩も兼ねてここで一旦雨宿りしましょう。

白根御池小屋で一服しましょう

雨は一時的で、止んできたので出発します。

白根御池小屋から先は針葉樹の深い森。多少雨が降っても、森の中までは落ちて来なかったので本降りになる前に一気に下ります。

白根御池小屋から下ると針葉樹の深い森

そして広河原へ無事下山。天気が悪いにも関わらず最後まで北岳を拝めて本当に嬉しかったです。登山の締めはこうでなくちゃね。

北岳から広河原まで無事下山

広河原のバス停前のベンチで休んでいると、タクシーの運転手から声を掛けられました。

『乗り合いタクシーあと2人で出発するけど、乗っていかない?』

次のバスまでまだ1時間以上も待たなきゃいけなかったので、乗り合いタクシーに乗って芦安駐車場まで戻りました。

広河原のバス停
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稜線の記憶