深緑の高沢山&マリンブルーの野反湖【前編】

登山

登山した日-2020.6.30

長野県と群馬県の県境に野反湖という湖があります。

ダムによって造られた人造湖ですが、周囲を2000m級の山々に囲まれ、湖畔に花々が咲き乱れる美しい場所です。今回は高沢山(1906m)をはじめ周辺の山と野反湖湖畔を散策してみました!

※この記事は全2ページあります。

高沢山・野反湖を歩いたコースと時間

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無料駐車場が野反湖周辺に複数あります。

高沢山コース一帯は朝露がひどいのでスパッツがあると便利。地面は全体的に粘土質で滑りやすいです。

5:10野反峠駐車場5:30弁天山6:30エビ山7:10高沢山7:30カモシカ平8:00高沢山8:45三壁山9:40野反湖キャンプ場11:40野反峠駐車場着  (計6時間30分)






野反峠から弁天山

午前5時に野反峠へやってきました。峠に立つと眼下に野反湖を望めます。

今日の天気は梅雨の中休みで晴れの予報だけど、空模様はパッとしません。

野反峠と野反湖

高沢山方面へ向かう登山道は、野反峠に立つお土産屋の脇にあります。なだらかな山道がずっと先まで続いていました。では早速登山開始です!

野反峠から登山口

歩き始めて程なくして弁天山という小ピークに立ちました

見晴らしが良く野反湖はもちろんの事、浅間山や草津白根山も一望できました。

野反峠から弁天山山頂

弁天様の像が建っているから弁天山というみたいですね。

弁天山山頂の弁天像

エビ山へ

弁天山を後にしてエビ山へ向かいます。

しばらく続く緩やかな下り坂でも見晴らしが利くと野反湖が見えました。

弁天山を後にしてエビ山へ

コースの要所には分岐点があって、いつでも野反湖畔に降りられます。天気が急変したときには助かりますね。

野反湖分岐点

ササとダケカンバの森が広がる弁天山~エビ山の鞍部。

向こうに見えるなだらかな山がエビ山みたい。

弁天山~エビ山の鞍部

朝日に輝く野反湖。

朝日に輝く野反湖

エビ山の登りに差し掛かる辺りで、真っ青な空が広がってきました。

やった!天気が晴れた!と喜び束の間、また雲に覆われてえしまう。うーん、残念。

そんな空模様に一喜一憂しながら登っていくと・・・

エビ山の登りは青空

前方に広い草地が見えてきて、エビ山の山頂に到着です。

山頂から左に高沢山、右に三壁山を望めました。今からあの頂きも踏破していきます。

エビ山山頂からの眺め

高沢山の山裾からチラリと見えた『カモシカ平』の草原。今回歩くコースからは外れているけど、ちょっと行ってみたいな。どうしよう?高沢山に登ってから考えようか。

エビ山から見えたカモシカ平

エビ山山頂から望む浅間山。浅間山は最近噴火レベルが1→2に引き上げられたばかりで、いつ噴火してもおかしくない感じだけど、今見る限りは平穏そのもの。

エビ山から見た浅間山

展望の無い高沢山

エビ山を後にして高沢山の登りに差し掛かると景色は一変、シラビソやコメツガの針葉樹が広がる薄暗い森が続くようになります。

こういう森の中では、甘ったるい松脂の匂いが鼻を突き、強烈な湿気が身体にまとわりつきます。

高沢山の登りはシラビソ、コメツガの森

高沢山山頂は針葉樹に包まれて展望はありませんでした。

展望の無い高沢山山頂

高沢山山頂から少し外れた所に、三壁山とカモシカ平方面に分かれる分岐点があります。

このまま三壁山に向かおうかな、とも思ったけど、さっき見えたカモシカ平の草原がどうしても気になったので寄り道してみることにします。

三壁山とカモシカ平の分岐点

天空の草原、カモシカ平

分岐点からカモシカ平方面へ進んでいくと急な下り坂になり、間もなく眼前に草原が見えてきました。カモシカ平です。

見えて来たカモシカ平

深い原生林が広がる山の中にポッカリと広がる草原・・・。

なんでここだけ草原なんだろう?とても不思議な場所ですね。

カモシカ平の景色

カモシカ平の中心部に立つ標識。

カモシカ平の標識

カモシカ平に降り立ちました。ここは夏になると一面ニッコウキスゲなどの花に彩られるそう。でも今は見渡しても花らしい花は無く、訪れる時期がちょっと早かったようです。

カモシカ平はニッコウキスゲのお花畑

でも花なんて無くったっていいんです。この草原に出会えただけでも満足。

まったく誰も居ないだだっ広い草原を独り占めできた満足感に包まれながら、しばらくまったりしていました。

カモシカ平を独り占め
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登山上信越の山
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稜線の記憶