登山した日-2020.8.10
いよいよ磐梯山の核心部を登っていきます!
磐梯山山頂直下到達
磐梯山の上部まで登って来ると、草原や灌木が広がってきました。
草原は大抵お花畑になっていて、可憐な花が咲いていました。時期的に花のピークはもう過ぎていて花数は少ないけれど、それでも綺麗で癒やされます。
櫛ヶ峰を振り返ってみました。
朝日が眩しいね。だってまだ午前7時前だから・・・。
歩いて来た尾根筋も朝日に光り輝いていました。
磐梯山山頂直下に建つ『弘法清水小屋』手前まで来ると、見事なお花畑が広がっていました。
赤い花は『タカネナデシコ』で、群落を作っていました。
お花畑の一角にあった『黄金清水』の湧き水。とても冷たくて美味しかったです。この水を飲んで、高揚気味だった気分をクールダウンさせます。
もうじき磐梯山最後の登りに取り掛かるから、浮かれてないで気持ちを引き締めようという意味も込めて。
お花畑が続くガレ場を登っていくと・・・
弘法清水小屋に到着しました。
まだ朝早かったので閉まっていたけど、下山の時に立ち寄ったら開いていて営業していました。
弘法清水小屋の隣にはもう一つ、『岡部小屋』があります。そしてここは磐梯山イチ登山者が多い『八方台コース』との合流点にもなっています。
磐梯山最後の登り・・・そしててっぺんへ!
最後の登りは灌木のトンネルの中の狭い登山道。すれ違う登山者が多くて、なかなか前へ進めません。
さあ、灌木を抜けました!
あの空間の向こうが山頂に違いない!どんな景色が広がってるのか、ドキドキが止まりませんね。
1816m、磐梯山山頂に立ちました!
磐梯山山頂に建つ小さな祠。その背後には猪苗代湖が見えます!
猪苗代湖!天気は晴れて一望できるんだけど、少し霞んでいてハッキリと見えないのがチョットだけ残念。
いやいや、見えるだけでも運が良い・・・のかもしれません。
山頂から東側の展望です。山頂の真下にも小さな小屋があって、小屋番の人がバッジを売っていました。
遠くには雲海。360度絶景が素晴らしい!
霞んで見えづらいけど、遥か遠くに残雪を抱いた飯豊連峰。(中央奥)
山頂北側の展望は、裏磐梯や櫛ヶ峰、遥か遠くに吾妻連峰を望めました。
山頂には沢山のトンボがそよ風に乗ってヒラヒラ飛んでいました。あまりにも数が多くてちょっとドン引きするくらい。
人が居ない岩には沢山のトンボが止まっています。このトンボ達はどこからやってきたんだろうね?
猪苗代湖をズーム。
今日の猪苗代町は37度まで気温が上がるみたい。下界はもう暑いんだろうな・・・。
僕は基本的に山頂で長居しないタイプなんだけど、今回は1時間も居座ってしまいました。それくらい山頂の居心地は抜群でした。
最初はボチボチだった登山者の数も時間の経過と共に増えてきます。
山頂真下にある山頂標識で記念写真を撮る登山者達。
やがて山頂が人でいっぱいになりました。なんでこんなに人が多いんだろう?
そういえば今日は『山の日』だったっけ。
そろそろ日差しもキツくなったしそろそろ下山をしようか。1時間も滞在すれば十分だし。
という事で下りは銅沼経由で裏磐梯スキー場へ戻ります。
下山へ
磐梯山山頂直下の岡部小屋まで戻って来ました。ここから八方台登山道を下っていきます。
八方台登山道へ入ると、ダケカンバやササ原の灌木が広がり展望はありません。おまけに日差しが激暑。
所々灌木が開けると、磐梯山を見上げる事が出来ました。ここから見る磐梯山は丸っぽくてトゲトゲしていない印象。
さらに下って行くと完全に樹林帯に入ってしまいました。
登って来る登山者がとても多くて思うように前に進めません。家族連れとか、中高生だけのグループとか、団体さんや外国人とか色んな人達とすれ違いました。
そして下り続けること1時間程で分岐点に到着。ここから火口原方面(裏磐梯登山口)へ降っていきます。
銅沼へ到着。ここは湖と火口壁が織りなす磐梯山屈指の景勝地。到着したときは誰も居なくて、この景色を独占できました。
静かな湖面・・・ここに居ると時間が停まったような感覚に包まれるのが不思議。
銅沼を離れ、ぬかるんだ登山道を歩いて行くとゲレンデに出ました。あとはこのゲレンデを下って行けば登山口へ降り立ちます。
下山後は、麓から磐梯山を眺めようと車をあちこち走らせます。
磐梯山南部の猪苗代町から磐梯山を望んでみました。
写真右奥の山は赤埴山(あかはにやま:1430m)。磐梯山の弟みたいで寄り添うようにそびえています。
裏磐梯の五色沼方面からも磐梯山を望んでみました。
意外にも裏磐梯から磐梯山を望めるスポットがなかなか見つからなくて、裏磐梯をぐるぐる彷徨ってしまいました。
ということで、この日は一日中磐梯山を満喫した日となりました。
磐梯山で見た花や高山植物の記事はこちら↓