登山した日-2019.6.21~22
北岳山荘から眺めた夕暮れと朝日に染まる空は幾重もの色のグラデーションに染まっていました。
北岳山荘での一時
北岳山荘へ到着した僕は早速小屋でテント泊の受付を済ませます。
テントサイトから望んだ北岳(左)と八本歯ノ頭(右奥)。
テントサイトから南側の景色。
幾つも重なる山並みの向こうに富士山が。ここのテントサイトのロケーションは遮るものがないから本当に素晴らしいです。
富士山を遠望しながらご飯を食べてるとブロッケン現象が現れました。
手前の雲がリング状の虹色になっているのがブロッケン現象です。
北岳山荘の夕暮れ
西側の展望。右手前に仙丈ヶ岳を望めます。
日が暮れてきました。
夕日に照らされた北岳はほんの少し赤みがかってきます。
富士山方面。
小屋泊の人たちも夕日を見に外へ出てきました。でも3~4人くらいしか居ません・・・。
つまり今日の宿泊者は少ないということですね。
夕暮れに霞む富士山はまるで水墨画のよう。
夕暮れの空と乗鞍岳のシルエット。
夕日の太陽は雲に隠れて見れなかったけど、赤く染まった空は望めたから満足です。
太陽が地平線の彼方に消えると、辺りはあっという間に真っ暗になりました。
夜、トイレで外に出たら甲府盆地が輝いていてちょっと感動。暗闇に群れるホタルみたいに感じたからです。
朝焼けの北岳
翌日午前3時。目覚ましをかけてた訳じゃないのにパチリと目が覚めました。
外へ出ると、潤んだ星空の下に間ノ岳のシルエットがかすかに見えました。
午前4時になると東の空が少しずつ白み始めてきました。
異様な色の朝焼けをバックにそびえる八本歯ノ頭。
よく朝焼けの時は天気が下り坂になるというけど、今日の天気予報は曇のち雨。
このあと天気が悪くなるとは思えないほど、山も空も静寂でした。
朝焼けのグラデーションがとてもきれい。
朝焼けと北岳。
朝焼けと富士山。
日の出とともに山肌が赤く染まる間ノ岳。ほんの一瞬でした。
すっかり明るくなった午前5時。北岳山荘方面から望んだ仙丈ヶ岳ははっきり見えました。
その頃には出発の準備が整ったので、北岳山頂を目指して歩きはじめます。