登山した日-2014.5.4
埼玉県・奥武蔵の二子山・武川岳と伊豆ヶ岳を道の駅『果樹公園あしがくぼ』を起点に周遊ハイキング。素晴らしい武甲山や秩父盆地の展望と、新緑の初夏の森を堪能した登山日記です。
※この登山記事は全2ページあります。
二子山・武川岳・伊豆ヶ岳の地図とコースタイム
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【コースタイム】8:00道の駅果樹公園あしがくぼ→9:00二子山→10:20武川岳→11:20山伏峠→11:50伊豆ヶ岳→12:30旧正丸峠→15:00大野峠→16:00道の駅果樹公園あしがくぼ(計8時間)
喧騒から静寂へ
早朝に自宅を出て道の駅『果樹公園あしがくぼ』へ到着したのは午前8時。ゴールデンウィークまっただ中だから朝から観光客でいっぱいでした。続々と車やバイクがやってきては満杯の駐車場の中を空きスペースを求めてさまよっています。
そんな人混みを横目に道の駅を離れると『二子山』『武川岳』の標識が見えてきました。
標識通りに進んで道の駅裏手の西武秩父線下のトンネルをくぐると早速登り道で、スギやヒノキが広がる薄暗い沢筋の道を登っていきます。もう5月だというのに沢筋のところどころに残雪が残ってました。今年2月に降った豪雪の名残です。
![奥武蔵二子山](https://ryosen.main.jp/wp-content/uploads/2024/01/takekawa1.jpg)
今回の登山起点の果樹公園あしがくぼ。早朝なのに大勢の人で賑わってます。
![奥武蔵二子山あしがくぼから登山開始](https://ryosen.main.jp/wp-content/uploads/2024/01/takekawa2.jpg)
線路下のトンネルをくぐれば登山が始まります。
![奥武蔵二子山の登り](https://ryosen.main.jp/wp-content/uploads/2024/01/takekawa3.jpg)
序盤はスギの人工林が広がる沢沿いの暗い登り道。
二子山への道
沢沿いの登り道は程よい勾配で軽やかなペースで登っていきます。先行する登山客を追い越しながら高度を上げていくと尾根道へ出ました。と同時に辺りの景色はスギヒノキの暗い人工林から、コナラなどの新緑に包まれた明るい森へと変化します。
美しくて色鮮やかな新緑の森の広がりを見ると、僕の気分は晴れやか。でもこの辺りから道が険しくなってしんどくなるから意気消沈します。
やがて滑りやすい直登が行く手を阻みました。まだ登山序盤だから有り余る体力を使って登り切るとなだらかな丘の上に立つ標識が見えてきました。二子山の双耳峰・雌岳(883m)です。山頂に立っても展望は無かったので、目と鼻の先にある雄岳(883m)へ進みます。
たどり着いた雄岳山頂は周辺は木々に覆われているけど、西側は開けていて眼前に武甲山と秩父盆地と清々しい青空を望めました。
![奥武蔵二子山スギ・ヒノキの人工林から新緑の広葉樹の森へ](https://ryosen.main.jp/wp-content/uploads/2024/01/takekawa4.jpg)
スギ・ヒノキの人工林から新緑の広葉樹の森へ。
![奥武蔵二子山新緑の森は見てるとキモチよくて本当にいいですね](https://ryosen.main.jp/wp-content/uploads/2024/01/takekawa5.jpg)
新緑の森は見てるとキモチよくて本当にいいですね。
![新緑の中の急斜面を直登。ここを登り切れば最初のピーク、二子山](https://ryosen.main.jp/wp-content/uploads/2024/01/takekawa6.jpg)
新緑の中の急斜面を直登。ここを登り切れば最初のピーク、二子山。
![二子山の雌岳へ到着。ここから目と鼻の先に雄岳があります](https://ryosen.main.jp/wp-content/uploads/2024/01/takekawa7.jpg)
二子山の雌岳へ到着。ここから目と鼻の先に雄岳があります。
![二子山雄岳の山頂は木々に包まれているものの西側がわずかに開けています](https://ryosen.main.jp/wp-content/uploads/2024/01/takekawa8.jpg)
二子山雄岳の山頂は木々に包まれているものの西側がわずかに開けています。
![奥武蔵二子山わずかに開けたところからは秩父市街や武甲山を拝めます](https://ryosen.main.jp/wp-content/uploads/2024/01/takekawa9.jpg)
わずかに開けたところからは秩父市街や武甲山を拝めます。
![二子山雄岳から望む武甲山](https://ryosen.main.jp/wp-content/uploads/2024/01/takekawa10.jpg)
二子山雄岳から望む武甲山。
焼山山頂は武甲山の好展望地
二子山を後にして武川岳を目指します。いったんゆるやかに下って登り返しに差し掛かる頃には、太陽も高く昇って日差しも明るくなり、新緑の木々は輝きを増してくるのです。
この頃になると身体も火照ってきたけど、尾根を吹き抜ける冷たい風のおかげで汗一つかきません。風の吹かない窪地に差し掛かると地面から発せられる木の葉の匂いが漂って心地よく、登山が一層楽しくなってきました。
やがて新緑の森が途切れると周りの景色が開けて360度展望が見渡せる場所へやってきました。焼山(850m)という小ピークへたどり着いたようです。
焼山の展望はコース一素晴らしくて、迫力ある武甲山を間近に望めることができたし、秩父盆地はもちろん外秩父の山並みをおもいっきり眺めることができました。
焼山まで来れば目指す武川岳はもう間近。でも焼山からはまだ武川岳の姿を拝むことができず、前衛の蔦岩山(つたいわやま)が武川岳を隠すように大きく立ちはだかっていました。
![奥武蔵二子山から焼岳へ。新緑の森の中をひたすら歩いて](https://ryosen.main.jp/wp-content/uploads/2024/01/takekawa14.jpg)
二子山から焼岳へ。新緑の森の中をひたすら歩いて。
![奥武蔵焼山コナラの木々](https://ryosen.main.jp/wp-content/uploads/2024/01/takekawa12.jpg)
コナラの木々。
![奥武蔵焼山突然森が開けて灌木が出現!何か景色が大きく変化しそうです](https://ryosen.main.jp/wp-content/uploads/2024/01/takekawa13.jpg)
森が開けてきました。そろそろ山頂に着きそうな予感ですね。
![二子山~武川岳の中間にそびえる焼山(850m)へ到着!ここはコース随一の好展望地で眼前には武甲山の迫力ある姿を拝めました](https://ryosen.main.jp/wp-content/uploads/2024/01/takekawa15.jpg)
二子山~武川岳の中間にそびえる焼山(850m)へ到着!ここはコース随一の好展望地で眼前には武甲山の迫力ある姿を拝めました。
![奥武蔵焼山から武甲山をズームアップ](https://ryosen.main.jp/wp-content/uploads/2024/01/takekawa16.jpg)
焼山山頂から武甲山をズームアップ。
![焼山山頂から歩いてきた方向を振り返ると二子山は右奥遥か遠くに](https://ryosen.main.jp/wp-content/uploads/2024/01/takekawa17.jpg)
焼山山頂から歩いてきた方向を振り返ると二子山は右奥遥か遠くに。