谷川連峰・緑にむせる初夏の三国山~平標山~仙ノ倉山(1)

登山

登山した日-2014.6.15

6月中旬の週末。待望の梅雨の晴れ間がやってきました!今回は新潟県と群馬県との県境にある谷川連峰の三国山、平標山、仙ノ倉山を登ります。

※この登山日記は全2ページあります。

三国山・平標山・仙ノ倉山の地図とコースタイム

※地図内の『+-』ボタンや画面タップで拡大縮小できます。

※2024年現在、新三国トンネル開通により旧三国トンネルが閉鎖となった関係で群馬側の登山口が利用出来ません。新三国トンネル新潟側入り口の登山口を利用してください。

【コースタイム】
5:00登山口5:30三国峠6:10三国山8:10平標山ノ家8:50平標山9:35仙ノ倉山14:10登山口までピストン(往復計9時間10分)







三国峠から三国山へ

群馬県と新潟県の境にある旧三国トンネル手前の駐車場から登山口へ向かいます。

トンネル入り口まで来ると右側に登山口があり、入っていくとブナやミズナラなどの鬱蒼とした森が辺りに広がりました。

旧三国トンネル

国道17号線、群馬県と新潟県境を貫く旧三国トンネルです。

三国トンネル平標山~仙ノ倉山登山口2

登山口はトンネル入り口脇にあります。それでは登山スタート!※2024年現在は旧三国トンネル閉鎖でバリケードが張られてここへ行けません。

三国山登山道の森

登山口へ一歩踏み込むと辺りは鬱蒼とした暗い森の中。でも鳥達のさえずりがとても賑やか。

三国山を登る

朝の気温は8℃で森の中はとっても冷んやりしています。辺りを鳥達が賑やかにさえずっているので暗い森の中に居るにも関わらず、寂しさはあまり感じません。

登山をスタートしてからおよそ20分ほどで『三国峠』へ立ちました。ここには小さな神社が建っていて、背後に三国山(1636m)がこんもりした姿で目の前にそびえ立っていました。

早速三国山へ取り付くと意外と急登で序盤なのに息が切れてしまいました。

三国山山頂にたどり着くと期待していた谷川連峰の展望は灌木に遮られて拝めませんでした。でも南側や西側は開けていて、間近に稲包山(1598m)や遠く浅間山・榛名山方面を見渡すことが出来ました。

時刻は午前6時を過ぎました。日の出からそう時間が経って無いのに降り注ぐ太陽の陽射しは強烈で今日は灼熱日和になりそうな予感です。

三国峠

三国峠へ到着。ここには神社が建っていてその背後には三国山がそびえ立ちます。

三国山を登る

三国山の登り。見た目は緩やかそうなのに登ってみると少しキツイ。

三国山山頂

三国山山頂へ立ちました!山頂は灌木に覆われて谷川方面の展望は利きませんが・・・。

三国山からの展望

西側・南側は開けていて稲包山や遠く浅間山や榛名山まで拝める好展望。

青と緑の世界

三国山を後にして、次なるポイント『三角山』を目指します。

山頂を少し下って尾根道を北へ歩くと藪が開けて、目指す平標山・仙ノ倉山の姿を初めて目の当たりにします。

山肌に残雪を従えて朝日に輝く平標山と仙ノ倉山の美しい山容に思わず感極まります。でもそこまで至るにはいくつもの山を越えなくてはいけません。登山早々三国山の登りで結構体力を使った僕には、これからの長い行程を踏破できるかちょっと不安。

こういう時は気楽モードで『とりあえず行ける所まで行こう』。

途中一服しようと立ち止まって辺りを見渡すと、辺りの景色は一面の緑。それも鮮やかな黄緑色の森が大海原のように広がっていて、上空は青空が一面広がっています!そのあまりにも爽快な景色にズルズル引きこまれ、夢中になってアップダウン続く尾根道を歩いていると三角山山頂直下まで来ていました。

見える平標山と仙ノ倉山

三国山を過ぎると目の前に目指す平標山と仙ノ倉山が姿を見せました。ずっと遥か遠くに・・・。

三国山のダケカンバ

朝日に輝くダケカンバの木々。

平標山、三角山、大源太山

左奥は平標山。中央に三角山。右のなだらかな山は大源太山(1764m)。

緑のアップダウン

緑に染まるアップダウンの尾根道をひたすら前へ進みます。

尾根の窪んだところにはブナの木々も

ブナの森も新緑模様。

三角山

後ろを向くと最初に踏んだ三国山(中央の台形状の山)はすっかり遠く離れてしまってました。

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登山上信越の山
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稜線の記憶