【谷川連峰】初冬の大峰山・吾妻耶山を歩く②

登山

登山した日-2020.11.21

悪天候の吾妻耶山山頂

大峰山山頂を離れるとしばらくは緩やかな下り坂。そして分岐点がある小さな鞍部へ降り立ちました。

ここでちょっと休もうかな思ったけど、風の通り道で寒いからそのまま吾妻耶山の登り返しへとりかかりました。

谷川連峰大峰山と吾妻耶山の鞍部

枯れ果てた草花が風に揺られて擦れあってカラカラと音を立てている。

谷川連峰大峰山吾妻耶山枯れた花

吾妻耶山の上部まで来ると、ジグザグの急坂が連続。もうひと踏ん張りです。

谷川連峰吾妻耶山上部

ジグザグの急坂を登り切った先は、台地状の平坦な地形になって随分歩きやすくなりました。山頂はもうすぐそこです。

台地状の吾妻耶山

山頂に立つ石碑や祠が見えてきました。

谷川連峰吾妻耶山山頂の石碑

吾妻耶山山頂へ到着しました。

写真だとわからないけど、身体ごと持っていかれそうなくらいの強風がみぞれを伴って吹き荒れていました。
だからさすがに登山者はいませんでした。

吾妻耶山山頂

山頂はとにかく寒い!寒すぎてじっとしていられません。

とても寒かった吾妻耶山山頂

谷川岳方面は相変わらず雪雲に包まれて展望は拝めません。

吾妻耶山から谷川連峰を望む

晴れていればこういう展望が堪能出来るそうです。

吾妻耶山の看板

谷川岳方面から絶えず吹き上がる風が岩や木々に容赦なくぶち当たり、まるで電車が通過したような激しい音が響き渡る山頂。

数分山頂の雰囲気を堪能したあとは、逃げるように山頂を離れました。

さようなら吾妻耶山

ゲレンデを下って下山

吾妻耶山山頂を離れると風の洗礼からは逃れたものの、寒さは相変わらず。

目印に導かれるように登山道を下っていくと・・・。

吾妻耶山を離れる

ノルンみなかみスキー場ゲレンデの上部へやってきました。

見晴らしがいいから眼の前に大峰山を望むことができました。

ノルンみなかみスキー場から大峰山

登山道はゲレンデの縁を沿うように続いています。

森に入ると辺りは苔やシダに包まれていて、地面だけを見ればなんだか屋久島の森のよう。

谷川連峰吾妻耶山登山道シダや苔

ゲレンデ中腹から見上げた吾妻耶山

ノルンみなかみスキー場から吾妻耶山

天気は相変わらずしぐれ模様で展望はぱっとしません。

谷川連峰しぐれ空

大峰沼方面との分岐点から見上げた吾妻耶山。

吾妻耶山を拝めるのはここで最後になり、また森の中に入っていきます。

吾妻耶山大峰沼分岐点

不思議な一本鳥居

さあ、大峰沼まで戻りましょう!

大峰山大峰沼まで戻りましょう

途中に不思議な鳥居が建っていました。屋根の部分が無くて柱しかない謎。

谷川連峰大峰山一本鳥居

これは『一本鳥居』で何度建て替えてもすぐに壊れてしまうそう。

あまりの雪深さにそうなるのかもしれません。

一本鳥居の様子

『吾妻耶山』をご神体として、かつては多くの参拝者がいたんでしょうね。

それを偲ばせるせるものは鳥居以外他には見当たりませんでした。

一本鳥居の遺構

大峰沼~下山へ

一本鳥居を過ぎると平坦で単調な歩きが続き、やがてスギの薄暗い森へ入りました。

一本鳥居を過ぎて大峰沼へ

スギの森を抜けると大峰沼キャンプ場が見えてきました。

大峰沼キャンプ場が見えてきました

大峰沼まで戻って来るとすっかり午後の雰囲気でした。

日差しの加減からか朝に見た時の大峰沼とは雰囲気が少し違う感じです。

午後の日差しの大峰沼

今度は紅葉真っ盛りの時期にここを訪れたいですね。湖面に映る紅葉とかも見てみたい。

紅葉の時期に訪れたい大峰沼

大峰沼を後にして、もと来た道を下っていき・・・

大峰沼さようなら

登山口まで無事下山。お疲れ様でした!

大峰沼登山口は青空
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登山上信越の山
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稜線の記憶