撮影日-2016.6.11
今回金峰山を登った2016年は暖冬小雪で、しかもずっと高温傾向だったから例年より花の咲くのが早い感じです。
レンゲツツジ
大柄で鮮やかなオレンジ色~朱色の花を付けるツツジで、初夏の高原の主役的存在です。
アズマシャクナゲ
今回の登山で最もよく見た花の一つで、大日小屋付近では群落になっていて見事です。
標高2500m以上の森林限界ではハイマツに混じって咲いているのも見かけました。
タカネニガナ
風当たり強い岩場の岩の裂け目によく咲いています。
ぱっと見は華奢な植物なのによくこんな過酷な場所に根を下ろすよなぁ、って思います。
コミヤマカタバミ
薄暗い針葉樹林の中でよく見かけた花。
小さい花だからつい見落としがちだけど、花の少ない針葉樹林の森では貴重な存在です。
ウスバスミレ
コミヤマカタバミ同様、薄暗い針葉樹林の森の中に咲いていました。
キバナノコマノツメ
黄色いスミレは比較的標高の高い所に咲くものが多く、このキバナノコマノツメも高山を住み家にしています。
最初にキバナノコマノツメを知った時は『何か変わった名前のスミレだな』と思ったけど、漢字で書くと『黄花の駒の爪』。
つまり黄色い花で馬(駒)の蹄の形をした葉。
という意味を知ってなるほどなぁって一人納得。
ミヤマダイコンソウ
風当たり強いガレ場に咲き、黄色い花と金属光沢のあるテカテカした葉が特徴の高山植物。
見頃は7月だから時期的に早くてつぼみが殆どだったけど、一輪だけ咲いてるのがありました。
ミツバオウレン
薄暗い針葉樹林帯の湿った場所でよく見かける白い花。
金峰山では高山植物の群落に混じって咲いていました。
ハクサンイチゲ
日本の高山植物の中で最もポピュラーな存在のハクサンイチゲは、日本アルプスなどではごく普通に見られるけど、ここ金峰山ではなかなか見ることができません。
何故なら人が近づけない断崖に咲いているからです。
ミネズオウ
一つ一つの花は米粒ほどの大きさで目立たないからつい見落としがちだけど、よく見ると星形で愛らしい。
ツマトリソウ
針葉樹林帯や高山地帯の林縁に咲く白い花。
コケモモ
上の写真が花で下がつぼみ。この花も米粒程度の大きさしかなくホントちっちゃいです。
イワヒゲ
ツツジの仲間だけど、姿形はとてもツツジらしくない不思議な高山植物。
高山地帯の風当たりの強い岩場にへばりついています。
枝葉はヒノキの葉っぱに似ているけど、ヘビやミミズの節みたいに見えて少しキモい。
でも花は釣鐘型で結構可愛い。キモカワイイ高山植物って感じ。
クロマメノキ
ガレ場でコケモモやガンコウラン等と一緒に群落を作ってマット状に広がり、いかにも『高山帯』らしい風景を見せてくれる樹木です。
花はドウダンツツジのような釣鐘型でブルーベリーのような黒い実を付けるのが特徴。
秋は真っ赤に紅葉してこれがすごく綺麗。
ナナカマド
花はまだ咲いてなかったけどとりあえず一枚撮ってみました。
アカバナヒメイワカガミ
アズマシャクナゲとともに今回の登山で最もよく見た花。
岩の割れ目に根を下ろして真紅の花を鮮やかに咲かせとても目立つ存在でした。
コメバツガザクラ
金峰山山頂付近のガレ場で遭遇。
白~クリーム色の釣鐘型の花を沢山付けてひっそり咲いていました。
キバナシャクナゲ
日本では最も標高の高い場所に咲くシャクナゲで、中部地方では標高2500m以上のハイマツ帯という過酷な環境の中で育ちます。
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