登山した日-2015.11.16
2015年最後の登山は二子山~武川岳~伊豆ヶ岳へ秋探し。冬の装いへと変わっていく奥武蔵の山々に秋の彩りはまだ残っているのでしょうか??
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芦ヶ久保駅から目指す二子山
埼玉県横瀬町にある西武秩父線の芦ヶ久保駅へやってきました。前日の雨もすっかり止んで、雲一つない澄み渡った秋空に釣られてか、駅に隣接する『道の駅あしがくぼ』には朝早くからツーリングやドライブに出かけるバイクや車がひっきりなしにやって来て早朝から随分賑やかです。
その道の駅のはずれにある無料の『第二駐車場』へバイクを停めた僕は、ここから二子山~武川岳~伊豆ヶ岳~正丸駅を歩いて行きます。
線路の下を貫く狭いトンネル抜けると見えてきた登り道。薄暗い林の中を登って行くと、さっきまで居た芦ヶ久保駅はすっかり足元遥か下。それでも行き交う車のエンジン音や道の駅を闊歩する人々の声は耳に障るほど響いてきます。
ひたすら登り続けると雑木林や人工林が交じる急な斜面が続いて、ここも登り切ると明るい尾根へ出て、前方の木々の間から二子山の丸いシルエットが見えてきました。
二子山の登りに取り付くと、見た目とは裏腹に急峻で悪戦苦闘。足を滑らせたらタダでは済まないような崖道を、張られたロープを手探りに踏ん張って登っていきます。
ここを登り切ると小さなピークへ到着しました。ここから少し下って登り返した先が二子山山頂へ到着です。
山頂は西側が少し開けているものの全体的に森に覆われているから、そんなに景色はよくありません。でも山頂から焼山方面へ少し下った所になかなか見晴らしがいい広場があって、そこからは武甲山と秩父盆地の広がりを眺める事が出来ました。
![二子山・武川岳・伊豆ヶ岳登山口](https://ryosen.main.jp/wp-content/uploads/2022/09/futago01.jpg)
最初に二子山を目指します。さあ出発です。
![二子山・武川岳・伊豆ヶ岳落ち葉を踏みしめて](https://ryosen.main.jp/wp-content/uploads/2022/09/futago02.jpg)
落ち葉を踏みしめて。
![二子山・武川岳・伊豆ヶ岳暗い谷間に朝日が差し込んでくると、わずかに残った紅葉の木々が明るく輝き始めました](https://ryosen.main.jp/wp-content/uploads/2022/09/futago03.jpg)
暗い谷間に朝日が差し込んでくると、わずかに残った紅葉の木々が明るく輝き始めました。
![二子山の急登。写真以上に勾配が急なので登るのに手こずります](https://ryosen.main.jp/wp-content/uploads/2022/09/futago04.jpg)
二子山の急登。写真以上に勾配が急なので登るのに手こずります。
![急登を登り切って分岐点へ到着。一瞬ここが二子山山頂かと思ったけど、山頂はもう少し先](https://ryosen.main.jp/wp-content/uploads/2022/09/futago05.jpg)
急登を登り切って分岐点へ到着。一瞬ここが二子山山頂かと思ったけど、山頂はもう少し先。
![二子山山頂直下の展望地から望んだ武甲山と秩父盆地。そして右側奥に両神山](https://ryosen.main.jp/wp-content/uploads/2022/09/futago06.jpg)
二子山山頂直下の展望地から望んだ武甲山と秩父盆地。そして右側奥に両神山。
気持の良い焼山山頂と蔦岩山
二子山を後にして、二子山~蔦岩山(つたいわやま)のちょうど中間点にある焼山(850m)に立つと、そこは大きく展望が開けた風通しの良い場所でした。当然見晴らしも二子山より良くて、武甲山の荒々しい頂をはじめ、大持山・小持山の連なりや、秩父盆地に両神山。さらには遠く谷川連峰までも望めることができたのです。
焼山を離れると林道へ降り立ちました。この林道を過ぎると蔦岩山の急な登りに差し掛かります。二子山の急登程ではないものの、落ち葉が登山道に体積する滑りやすい道。これを登り切った先に蔦岩山山頂がありました。
蔦岩山は小さな看板が置いてあるだけの頂で、山頂からは武川岳を望むことができました。蔦岩山から続くなだらかな尾根の先に大きく横たわっている武川岳。今回歩くコースでもっとも高い山だけど、ここから見えるどの山よりもなだらかで優しい山容をしていました。
![二子山を過ぎると。緩やかな起伏が続く雑木林の中の尾根歩き。紅葉はほとんど終わった感じでちょっと残念](https://ryosen.main.jp/wp-content/uploads/2022/09/futago07.jpg)
二子山を過ぎると。緩やかな起伏が続く雑木林の中の尾根歩き。紅葉はほとんど終わった感じでちょっと残念。
![振り返ると二子山](https://ryosen.main.jp/wp-content/uploads/2022/09/futago08.jpg)
振り返ると二子山。
![見晴らし抜群の焼山山頂は、武甲山を間近に眺められる最高の展望地](https://ryosen.main.jp/wp-content/uploads/2022/09/futago10.jpg)
焼山山頂は武甲山を間近に眺められて抜群の展望地でした。
![右が武甲山、左が大持山・小持山の山稜](https://ryosen.main.jp/wp-content/uploads/2022/09/futago11.jpg)
右が武甲山、左が大持山・小持山の山稜。
![武甲山の向こうに台形をした両神山の頂が見えます](https://ryosen.main.jp/wp-content/uploads/2022/09/futago12.jpg)
武甲山の向こうに台形をした両神山の頂が見えます。
![蔦岩山山頂は小さな標識があるだけ](https://ryosen.main.jp/wp-content/uploads/2022/09/futago16.jpg)
蔦岩山山頂は小さな標識があるだけで、山頂にありがちな大きな道標や広場やベンチもないシンプルな頂。
![蔦岩山より望んだ武川岳の頂はかなり平坦に見えます](https://ryosen.main.jp/wp-content/uploads/2022/09/futago14.jpg)
蔦岩山よりはじめて望んだ武川岳の頂はかなり平坦に見えます。
![蔦岩山より望んだ関東平野の街並み](https://ryosen.main.jp/wp-content/uploads/2022/09/futago15.jpg)
蔦岩山より望んだ関東平野の街並み。方角的には川越市や狭山市あたりになるんだけど、一体どこの街だろう?
![落ち葉に包まれた明るい尾根道を歩きながら武川岳を目指していきます](https://ryosen.main.jp/wp-content/uploads/2022/09/futago13.jpg)
落ち葉に包まれた尾根道を歩きながら武川岳を目指していきます。
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![](https://ryosen.main.jp/wp-content/uploads/2022/09/bn-futago2-1-160x90.jpg)
二子山・武川岳・伊豆ヶ岳地図
【コースタイム】8:30芦ヶ久保駅→9:50二子山→10:25焼山→11:10蔦岩山→11:30武川岳→12:30山伏峠→13:10伊豆ヶ岳→13:50旧正丸峠→14:40正丸駅