初夏の八ヶ岳②~休息の行者小屋編

登山

登山した日-2018.6.1~2

行者小屋でのひととき

赤岳山頂を17:00に離れました。

ここから今日の目的地の行者小屋まではおよそ1時間程。日が暮れる前にはギリギリ辿り着けそうです。

しばらくは急峻な岩場の下りが連続します。

八ヶ岳赤岳を下る

阿弥陀岳方面と文三郎尾根方面との分岐点に到着。

ここから文三郎尾根へ向かいます。

写真右下に目指す行者小屋が見えてきました。

八ヶ岳赤岳から行者小屋を見下ろす

文三郎尾根の下りは、斜面を一気に下って行く感じ。

急な下りが足にくるので痛くて思うように歩けません。

でも行者小屋はもう間近、あと少しの辛抱です。

八ヶ岳赤岳文三郎尾根

ふと赤岳を見上げると、雲が消えている。

せっかくなら山頂に居た時に晴れて欲しかった。。。

こういう山の気まぐれは登山ではよくある事。

晴れただけでもいいじゃないか!と自分に言い聞かせて無理やり納得させます。

八ヶ岳赤岳が晴れてきた

夕方の18:00に行者小屋へ到着しました。

今日はこのテントサイトで一泊します。人は少なめですね。

さてどこにテントを張ろうかな。

八ヶ岳行者小屋のテント

行者小屋。よく見たら2階にテラスとテーブルがある!一息ついたらあそこでまったりしよう。

行者小屋のテラスへ

テラスからの眺めは格別でした。

左に赤岳、右に中岳を望みながら食事タイム。

すっかり快晴だし、夕焼けが期待できそうです。

行者小屋のテラスから赤岳を望む

雄大で荒々しい赤岳。

八ヶ岳赤岳は雄大

赤岳から北側に続く刃の稜線は、横岳(2829m)。

行者小屋から望む横岳、赤岳

日が傾いて来ると、八ヶ岳の峰々がほんのり紅くそまってきました。

八ヶ岳赤岳が夕日に染まる

紅く染まった赤岳。

もともと赤茶けた岩肌を見せているから、一層紅く見えます。

赤く染まる赤岳

紅く染まるダケカンバ。

八ヶ岳のダケカンバが赤く染まる

夕暮れの時間はほんの一瞬で、一際わっと紅く染まったかと思うと、だんだん色合いが黒くなって日が暮れます。
と同時に、冬のような寒さに包まれました。

じっとしていられないので、テントの中に戻ることにしました。

すっかり日が落ちた八ヶ岳。この日のテントは4組ほど。静かな時間を過ごしながらご飯を食べて暖かいものを飲んで寝袋にくるまって横になると、いつの間にか意識がなくなっていました。

夕暮れの行者小屋

翌日の行者小屋

真夜中。パチリと目が覚めたので時計を見ると23:30でした。

えっ、まだ翌日になっていないじゃん・・・。

夜勤明けの強行登山で寝不足のまま、キツイ県界尾根を登ってきたのにここで眠れなきゃ明日の登山に響いてしまう。

でも頭が冴えてしまって眠れません。

それに寒い!着れるもの全部着込んでいるけど寒すぎる。

その後うつらうつらしながら、外が明るくなった頃にテントから出ると、テントの表面はパリパリに凍っていました。まさかここまで温度が下がると思っていませんでした。

朝の行者小屋

立ち上がって見ると、思いの外疲れは無いし、筋肉痛もありません。

雲は無く、今日も絶好の天気になりそうです。

今日も晴れた八ヶ岳

さっと食事を済ませて、テントを畳んで登山の準備を済ませると時刻は5時。

今日は急峻な地蔵尾根を登って長大な杣添尾根を下るロングコース。

今はそれほど疲労は残って居ないとはいえ、体力大丈夫かなぁ・・・。

登山出発です
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稜線の記憶