春本番!新緑の外秩父へ!大霧山・堂平山・笠山登山【前編】

登山

登山した日-2023.4.14

季節も4月を迎えて日に日に暖かくなり新緑が進んでいくと、山へ行きたくなってきました。ここ最近は山へ行く機会も少なくなり、山へ行く事自体が億劫な感じです・・・。でも春の陽気が、街で見かける新緑の木々や花々が僕の心の奥に残っていた登山欲を掻き立てます。

『久しぶりに山へ行ってみるか・・・。』

ブランクがあるから、高い山じゃなくて近場の手頃な山へ行ってみようか。ということで外秩父の大霧山、堂平山、笠山方面をぐるっと歩いて見ることにしました。

※この登山日記は全2ページあります。

堂平山方面登山地図

※地図内の『+-』ボタンや画面タップで拡大縮小できます。

今回の登山起点『橋場バス停』には車4~5台分の駐車場とトイレがあります。

【コースタイム】
6:10橋場駐車場7:00粥新田峠7:30大霧山8:40定峰峠9:30川木沢ノ頭10:25堂平山11:20笠山13:30橋場駐車場 (計7時間20分)







橋場のバス停から車道を歩いて粥新田峠へ

午前6時前に埼玉県東秩父村の橋場バス停へ着きました。

車から降りると鳥の声と小川のせせらぎが耳に入り、冷たい空気が肌を刺激します。そうこの感覚!久しぶりに自然の中へやって来たなって感覚!半年以上山へ行けて無かったから山の感触を五感で感じられて気分が高揚します。

さっと準備を済ませると、粥新田峠へ向けて県道361号線を歩いていきます。

大霧山堂平山登山起点

今回の登山起点、東秩父村の橋場バス停。車数台分のスペースとトイレがあるので便利です。

大霧山堂平山登山起点

県道361号線を粥新田峠・大霧山へ向けて歩いていきます。

見上げる空は真っ青。でも黄砂で山全体が少しもやっているものの、辺りの新緑がとても綺麗です。周りのスギの木も花粉をすべて飛ばし切って深緑の葉を茂らせています。スギの木に纏わり付くツルも、地面の草もあらゆる植物が鮮やかな新緑の葉っぱを付けていました。

大霧山を望む

道路を歩いていると向こうに大霧山が見えてきました。

大霧山と庚申塔

庚申塔がひっそりと。

振り返ると笠山

後ろを振り返ると笠山の頂。今日最後に登る山です。道のりはまだまだ遠いですね。

しばらく車道を歩くと民家の脇に細い小道の入り口がありました。そこを進むとスギやヤブの中の登りで、これも長くは続かず程なくしてまた車道に出るとその先に粥新田峠がありました。粥新田峠は東屋も建っていて休憩するにはちょうど良い場所。ここで身なりを整えてこの先の本格的な登りに取り掛かります。

粥新田峠の脇道

県道から脇道へ逸れていくと・・・

粥新田峠への道

辺りはだんだん森森しくなってきました。

朝日とサクラ

一本だけ満開だったサクラ。朝日を受けて輝くように咲いていました。

早朝の森

鳥のさえずりに包まれた早朝の森の中は気分爽快!

粥新田峠のお地蔵様

ひっそりとお地蔵様。

粥新田峠

粥新田峠へ到着。ここから先は本格的な登山です。

新緑の森と大霧山

粥新田峠から先は大霧山最後の登りで、勾配がどんどん増してきます。

登ってる途中あちこちに新緑に包まれた森があって、朝日を受けた森の中は黄緑色の世界になっていました。そしてそこに身を置くとすっごく気持ちが良くてハイテンションになってしまいます。黄緑色っていい色ですよね 

大霧山新緑の森

新緑に包まれた朝の森。

美しい新緑の森

黄緑色の森の中は歩いていて本当に気持ちが良いですね。

粥新田峠から30分程登ると大霧山山頂へ到着しました。早朝まだ誰も居ない山頂からは秩父盆地や関東平野を望めたもののあいにくの黄砂でもやがかっていました。ハッキリ見えなくて残念だけどコレはコレで春らしくて良いじゃないか!と心に言い聞かせて次なる目的地の定峰峠へ向かいます。

大霧山堂平山登山起点

大霧山山頂近くまで登って来ると眼下に関東平野を望めました。けど黄砂で景色が白っぽい・・・

大霧山堂平山登山起点

最初のピーク、大霧山へ到着!ここは標高767m。

景色の変化に富んだ定峰峠への道

大霧山を離れると一旦下り続けます。下り道が落ち着くと緩やかなアップダウンとなり、牧場の縁に沿って登山道は続いていきます。

牧場だから芝生のような草原が広がっていてここから堂平山や笠山の連なりを一望する事が出来たし、北海道のような牧歌的な景色を見ることができました。でも牛は一頭も見当たりません。

牧場から望む川木沢ノ頭、堂平山、笠山

牧場から望む川木沢ノ頭(右)と堂平山(中央)と笠山(左)。まだまだ道のりは遠いですね。

大霧山のヒトリシズカ

ふと足元を見るとヒトリシズカが咲いていました。

大霧山のマムシグサ

薄暗いスギの森の地面にも春の花。こちらはマムシグサ。

牧場を過ぎると薄暗いスギ・ヒノキの森の中に入りしばらく単調な景色が続きます。そんな森の足元にも時折春の花が咲いていたりして心が和んだりもします。

小さなアップダウンを繰り返しながら歩き続け、車やバイクが走る音が間近に聞こえて程なくして定峰峠へ降り立ちました。

スギ・ヒノキの森を行く

スギヒノキの森をひたすら歩いて

定峰峠

定峰峠へ到着。ここまでで今日の予定コースの4割程歩きました。

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登山秩父/奥秩父の山
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稜線の記憶