鐘撞堂山-陣見山-雨乞山-羅漢山。春の長瀞アルプスを駆ける【前編】

登山

登山した日-2019.4.13

長瀞(ながとろ)アルプスとは、埼玉県寄居町と長瀞町を流れる荒川に沿って連なる標高3~600mほどの山の総称で、麓は国道や鉄道が整備されているので登山口へのアプローチが良く、豊富なコースと史跡名勝や神社仏閣が数多くあるので一年を通してハイキングや観光で賑わっています。

僕もそんな手軽な長瀞アルプスが大好きで身体慣らしや気分転換で良く訪れる山域です。

今回は桜咲く美しい季節に長瀞アルプス北部に連なる鐘撞堂山(かねつきどうやま:330m)・陣見山(531m)・雨乞山(510m)・羅漢山(247m)を歩いてみました。

※この記事は全2ページあります。

鐘撞堂山・陣見山・雨乞山・羅漢山の地図

※地図内の『+-』ボタンや画面タップで拡大縮小できます。









ハイキング気分で鐘撞堂山

鐘撞堂山1

埼玉県大里郡寄居町側の登山口へ午前9時に到着。登山口からすぐ目の前に鐘撞堂山の山頂が望めました(写真中央あたり)。

鐘撞堂山登山口

登山道入り口。それでは出発しましょう。

鐘撞堂山雑木林

登山道周辺は雑木林が広がっていて、ヤマツツジが林内を明るく彩る春らしい雰囲気に序盤から心躍ります。

鐘撞堂山の登り

明るくて歩きやすい登山道。でも進むに連れて階段状の急勾配の登りもあるのでちょっとしんどいかも。

鐘撞堂山山頂のやぐら

登り始めておよそ10数分で鐘撞堂山山頂に立つ櫓(やぐら)が見えてきました。

鐘撞堂山山頂の展望

鐘撞堂山頂直下まで来ると見晴らしが利いて、朝日に輝く寄居の街並みや新緑色の秩父の山並みが見えてテンションアップ。

鐘撞堂山山頂の桜

登り始めておよそ20分ほどで鐘撞堂山山頂へ到着。ちょうど桜が満開でした。

桜に包まれた鐘撞堂山山頂

鐘撞堂山やぐらの上へ

早速櫓の上へ立ってみましょう!すると・・・。

鐘撞堂山素晴らしい展望

展望が開けてすばらしい展望が眼前に展開しました。たった20分歩いただけでこんな展望に巡り会えるなんて鐘撞堂山は素晴らしいです。

鐘撞堂山満開の桜

満開の桜が好展望にいいアクセントを添えてくれます。

鐘撞堂山から虎ヶ岡城

朝早いせいもあるのか山頂に人はまばらで静かに展望を楽しめました。鐘撞堂山頂を後にして次は円良田(つぶらた)集落経由で虎ヶ岡城跡を目指します。

里山の中を歩いて虎ヶ岡城跡へ

虎ヶ岡城跡1

鐘撞堂山からいったん麓へ下山します。その道中に広がる雑木林が相変わらずキレイ。

虎ヶ岡城跡分岐点

分岐点へ到着。長瀞アルプスのコースのあちこちに分岐点があってコースの豊富さを感じることができます。

炭焼き小屋と鐘撞堂山

炭焼き小屋と鐘撞堂山。

円良田(つぶらた)集落へ一旦降りて、ここから虎ヶ岡城跡へ向けて登り返し

円良田(つぶらた)集落へ一旦降りて、ここから虎ヶ岡城跡へ向けて登り返し。

虎ヶ岡城跡途中にあったカタクリ群生地

途中にあったカタクリ群生地。

カタクリはすっかり花を散らしていて葉っぱだけでした。地面に広がる緑がカタクリの株です

カタクリはすっかり花を散らしていて葉っぱだけでした。地面に広がる緑がカタクリの株です。

実をつけるカタクリ。またいつか春の日に花を見に来るよ

実をつけるカタクリ。またいつか春の日に花を見に来るよ。

好展望の虎ヶ岡城跡

虎ヶ岡城跡へはあと10分ほど。

カタクリ群生地を過ぎて程なくすると尾根道へたどり着きました。ここまで来れば虎ヶ岡城跡へはあと10分ほど。写真奥の道を歩いていけばたどり着きます。

虎ヶ岡城跡の登り

虎ヶ岡城最後の登りは階段状の急勾配!今回歩いたコースで最もキツイ場所で結構しんどい。

虎ヶ岡城跡息を切らして登り切った先に台地状の丘が見えてきました。あの上が虎ヶ岡城跡みたい

息を切らして登り切った先に台地状の丘が見えてきました。あの上が虎ヶ岡城跡みたいです。

虎ヶ岡城跡見晴らし

丘の上には東屋とその向こうにいい感じの見晴らしがあります。

虎ヶ岡城跡からこんな展望に巡り会えるなんて。群馬県の前橋高崎の街並みと、赤城山や日光の山々を一望できました

虎ヶ岡城跡からこんな展望に巡り会えるなんて。群馬県の前橋高崎の街並みと、赤城山や日光の山々を一望できました。

虎ヶ岡城跡

虎ヶ岡城跡南側を向くと、秩父の山並みと眼下に荒川の流れを望むことができました。虎ケ岡城跡自体は土が盛り上がっただけのような遺構しか目に付かず、看板が無ければただの山頂にしか見えません。

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稜線の記憶