緑の回廊だった有間山稜&蕎麦粒山&仙元尾根(2)

登山

登山した日-2014.5.11

有間山稜&蕎麦粒山&仙元尾根登山記第二弾です。有間山稜の核心へ踏み込んでいくと、そこは新緑の回廊になっていました。

アップダウン続く尾根道を越えて

滝ノ入頭で初めて対峙した有間山稜の広大さに圧倒されて、最後まで踏破出来るのかと少し怖気づいたけど覚悟を決めて前へ進んで行きます。

緩やかなアップダウンを続けて行くと、辺りは伐採地から森へと変わっていきました。僕の頭上を覆うブナやミズナラの木々が新緑に輝いていて綺麗です。

登り返しに差し掛かりここを登り詰めると小さく開けた空間に標識が見えて来ました。有間山の一つ、橋小屋ノ頭(1163m)に到着です。山頂にはアマチュア無線をしている男性が一人居るだけ。辺りは木々に包まれて展望はありませんが、新緑のおかげで心地良かったです。

ちなみに有間山という山は無く、この辺の山(橋小屋ノ頭・タタラノ頭)をひっくるめて有間山と呼んでいるそうです。

有間山稜滝ノ入頭の山頂

滝ノ入頭の山頂へ到着しました。

有間山稜ミツバツツジの新緑

道中あちこちで見ることが出来たミツバツツジの新緑。

有間山稜ブナの木

深緑のブナの木。綺麗ですね。

橋小屋ノ頭への緩やかな登り道

橋小屋ノ頭への緩やかな登り道。

有間山稜有間山の一つ、橋小屋ノ頭山頂

有間山の一つ、橋小屋ノ頭山頂は木々に包まれていました。

有間山稜新緑の黄緑色が素晴らしいです

新緑の黄緑色が素晴らしいです。

何処までも続く新緑の回廊

次にタタラノ頭(1214m)・仁田山(1211m)を目指します。山頂を離れると一際新緑に染まる森へ突入しました。新緑の回廊とも言うべき素晴らしい森がずっと続きます。

滝ノ入頭まで登った時には、有間山稜の膨大さに日和って引き返したい。なんて気持ちも頭によぎったけれど、こんな素晴らしい新緑に出会えると『ガマンしてここまで歩いて来て良かった!』と思えるんだから登山って不思議なもんです。

もうここは有間山稜の核心部。アップダウンが連続する体力を消耗しやすい所にも関わらず、美しい新緑のお陰で気持ちにゆとりが生まれてバテずにすみました。

有間山稜橋小屋ノ頭から先は新緑の回廊

橋小屋ノ頭から先は新緑の回廊が何処までも続くようになります。

有間山稜ミツバツツジの開花が秒読み状態

ミツバツツジの開花が秒読み状態。

有間山稜新緑のカエデが尾根を吹き抜ける風に揺られていました

新緑のカエデが尾根を吹き抜ける風に揺れていました。

有間山稜アップダウンの続く登山道

アップダウンの続く登山道を歩き続けて。

有間山稜タタラノ頭山頂。三角点だけのシンプルな頂でした

タタラノ頭山頂は三角点だけのシンプルな頂でした。

有間山稜見上げればブナの新緑

見上げればブナの新緑。

有間山稜タタラノ頭付近は一面のブナ天然林

タタラノ頭付近は一面のブナ天然林。

有間山稜思う存分新緑の森を堪能しました

思う存分新緑の森を堪能しました。

蕎麦粒山直下の主稜線へ

やがて林道が走る有間峠へ出て一旦登山道は途切れます。有間峠を横断して仁田山山頂を巻くように続く林道を進むと、林道脇に再び登山口が見えてきました。

この道を少し登ると大きな高架線に出て展望が開けました。眼前には蕎麦粒山の前衛・桂谷ノ峰(1380m)がゆったりした山容でそびえ立ち、北を向くと雪を抱いた浅間連峰や谷川連峰、東側には関東平野が望めました。

鉄塔の下で休んでいると、僕の周りにタマムシみたいな虫が飛んできて肌をペロペロ舐め始めます。もしかして塩分欲しさに舐めてるのかな?気がつくと全身汗まみれになっていました。

有間峠から林道を歩いて

有間峠から林道を歩いていきます。

有間峠の林道周辺も新緑

林道周辺も新緑でした。

鉄塔から見上げる桂谷ノ峰と主稜線

鉄塔から見上げる桂谷ノ峰と主稜線。

右側が有間山稜、左奥には大持山(1294m)

歩いて来た方向を振り返ってみました。右側が有間山稜、左奥には大持山(1294m)。

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稜線の記憶