秋から冬へ。奥多摩の日ノ出山-御岳山-大岳山-鋸山を歩く【前編】

登山

登山した日-2019.11.18

年に数回

『誰にも邪魔されず、何も考えず頭空っぽにして、静かな山をひたすら歩き続けたい!!』と思う時があります。

そういうのを叶えてくれる山は大体北海道や東北や日本アルプスにあって、僕の住んでいる近く(埼玉県)にはなかなかありません。

何処か良い山は無いか地図を見ていると、奥多摩の御岳山が目に留まりました。まだ行ったことが無い山だけど、御岳山は高尾山みたく年中ハイカーや観光客で賑わう山で、とても今回の希望に合う山じゃない感じ。

でも一度目に留まって気になると、どうしても行きたくなります。しかも時期的に11月の紅葉シーズン真っ盛り。大混雑覚悟で登ってみる事にしました。

ただし御岳山だけじゃ物足りないので日ノ出山から大岳山まで歩くプランで登山決行です!

※この記事は全2ページあります。

登山口から日ノ出山まで

午前6時20分、登山口近くの駐車場へ到着しました。辺りはまだ真っ暗で人の気配はありませんでした。

日の出山0

日ノ出山の標識を便りに進んでいくと、即清寺の山門が見えてきました。真っ暗なお寺はちょっと不気味・・・

日の出山1

登り始めると空が白み始めてきて、辺りが見通せるようになりました。
その頃には三宝山手前にある愛宕山(584m)付近まで到達します。

日の出山2
日の出山3

時期的には紅葉シーズンなんだけど、スギやヒノキばかりで木々の色づきを見かける事は殆ど無く、単調な景色ばかりが続く山登り。

三宝山を越えると平坦な尾根道をしばらく歩き続けて、車道が交差する梅野木峠へ到着しました。

日の出山4
日の出山5

梅野木峠から先、薄暗いスギの森の中を歩き続けると・・・

日の出山6

目の前の森が開けて来ました。日ノ出山山頂が近い予感!

日の出山7

そして、日ノ出山に到着しました。

山頂は誰も居なくて独占状態。ザックを下ろして早速山頂からの展望を堪能です。

日の出山8

山頂からは間近に御岳山を望むことが出来ました。

御岳山神社の建物が御岳山の山肌にへばり付くように建っていて、その様はまるで天空の集落のよう。

日の出山9

日ノ出山山頂に立った時は風が強くて、時折小雨交じりの突風が襲ってきました。

どうか登山中は天気が良くなって欲しい、と心の中で願いながら日ノ出山を後にして、次なる目的地の御岳山を目指します。

日の出山10

雲上の聖域、御岳山

日ノ出山山頂を後にするとしばらく下り坂。程なくして御岳山と日ノ出山の鞍部に建つ御岳山神社の鳥居が見えてきました。

鳥居から先は御岳山の神様の領域という事ですね。

御岳山11

御岳山に近づくと集落の中へとやってきました。

集落と言っても御土産屋や宿坊がメインでその辺の集落とは雰囲気がちょっと違う感じ。

御岳山13

御土産屋が立ち並ぶ細い路地を抜けると立派な鳥居がお出迎え。

鳥居の先に続く急勾配の石段を登り切ると御岳山神社の本殿がありました。その頃には空もすっかり晴れ渡り、鮮やかな赤色の本殿が青空をバックに映えまくります。

御岳山14
御岳山15
御岳山16
御岳山17

本殿の裏には旧本殿や奥宮などの小さな社が幾つか建立されていました。御岳山神社といえばニホンオオカミ。狛犬もニホンオオカミ。

御岳山18

遥拝所から望む御岳山奥の院の尖鋒。これからあの頂きを越えていく事になるけど、思いの外険しい山容。あれを登るのは相当キツそうだなぁ。

御岳山19

御岳山神社に別れを告げて、奥の院、大岳山、鋸山を目指します。まだ早朝の御岳山は、参拝する人もわずかで茶屋もまだ開いていませんでした。

御岳山20

この先、どんな景色があるんだろう。
わくわく感に包まれながら登山道を進みます!

御岳山21

↓後編の記事はこちら

秋から冬へ。奥多摩の日ノ出山-御岳山-大岳山-鋸山を歩く【後編】
登山した日-2019.11.18 大岳山への道 行く手に奥の院の尖峰が立ちはだかります。 御岳山神社の遥拝所から見た時は険しく見えたのに取り付いて見ると難なく登れました。 黄金色に色づくイヌブナ。奥の院周辺では、美しい紅葉をそこかしこで見る...

日ノ出山-御岳山-大岳山-鋸山コースと時間

6:30登山口7:30三室山8:35日ノ出山9:20御岳山神社11:20大岳山12:40鋸山14:30奥多摩駅 (計8時間)

登山口付近に車20台分の無料駐車場あり。トイレあり。




登山奥多摩の山
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稜線の記憶